PEOPLE02
最先端の電子材料や部品の製造に欠かせない ハイスペックなフィルター製品開発業務は、 ものづくりのための「ものづくり」。
製品開発職
N.M
PROFILE製品開発職N.M
大学では工学部に所属し化学全般を学ぶ。就活では理系の学びを生かしたものづくりの仕事を目指し活動する中でロキグループに出会い、念願の製品開発職として入社。入社後は、日々トライ&エラーを繰り返しながら電子材料向けフィルターの新規開発に打ち込む。同じ事業所内にある製造部のすぐそばで開発ができる今の環境に大きな魅力を感じている。
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INTERVIEW 01入社の決め手
幅広いものづくりの根幹を支える
「フィルター」製品開発に意欲。自分自身の性格や志向から、ルーチンワークではなく新しいものを生み出す仕事をしたいと考え、就活ではメーカーを中心に選考を受けていました。
その中でロキグループを知り、「フィルター」と聞いてまず私が思い浮かべたのは実験のろ紙やコーヒーフィルターです。けれど実際には想像とは全く違う円筒状のフィルターで、そしてロキグループのフィルターがこれまで自分が就活を通して見てきた業界の食品や電子材料などの製造にも使われていると知って驚きました。そのことから幅広い分野に携わることができるフィルターの開発職にとても魅力を感じました。
選考を通してコミュニケーションをとった社員の皆さんはすてきな笑顔の方が多く、和やかな雰囲気にも惹かれ入社を決めました。
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INTERVIEW 02製品開発の仕事
設計から試作、
評価まで新製品開発におけるすべてのプロセスを経験。現在は、主に電子材料や部品向けフィルターの新製品開発を行っています。
フィルターを開発するにあたっては設計・試作・評価などの工程がありますが、入社してすぐは自身で設計したものを自ら試作・評価する業務からスタートしました。開発職として入社した自分がフィルターの加工までを行うとは思っていませんでしたが、普段製造部が行なっている加工技術を身につけられたことは非常に有意義な経験となりました。
これまでの経験を活かし現在は次世代の電子材料向けフィルターの設計から量産化、市場への提供までを担当するほか、フィルターに使われる新たな素材の調査も行なっています。 -
使う素材から吟味し、
先端の現場が求める高度な要求に対応。新製品開発業務の流れは、営業やマーケティング部門が吸い上げたお客様の要望を受けてフィルターを設計し、試作・評価を行い、目指す性能が発揮できていればお客様に提案し、量産に向けて製造条件を整えていきます。今ある材料だけでは目指す性能を達成できない場合もあるため、新たなろ過の材料を探したり、仕入れ先メーカーと協議して新素材の開発を依頼することも業務のひとつです。
当社は電子デバイスに使用される材料や部品など最先端の領域に向けた製品を開発しているため、求められる性能のレベルも高く、最初のサンプルで良い結果が得られることはなかなかありません。そのためデータや情報を読み取って改良を重ね、最終的に良い結果につながり、採用・量産・市場への提供を達成できた時は非常にやりがいを感じます。積み重ねた考察がお客様の望みと合致し、お客様にとってよりよい製品を生み出すことは私にとって大きな喜びであり、一番の楽しさです。
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INTERVIEW 03ロキグループのここがおすすめ
開発と製造が密に連携し、
よりよい製品作りを目指せる環境。様々な業界に携われる魅力だけでなく、材料メーカーなどの他社の技術力向上や当社のお客様の製品性能の向上など複数の側面からテクノロジーの発展を目の当たりにすることもあります。当社の技術があって世界の技術力が発展すると言い換えられるような、とても働きがいのある会社だと思います。
また今の仕事は製造部のすぐ近くで製品開発ができる環境にあるので自分が開発した製品を見知った仲間が加工していることもあります。そのことから、量産化するにあたっては製造部の仲間が作業しやすい設計にしようと自然に思えますし、作業しやすい製品であるということは品質向上や製造現場の安全性向上にもつながります。社内の環境は若手でも周囲に対して意見を言いやすく、分からないことは質問しやすい社風だと思います。実際に若手社員も会議や勉強会でどんどん発言していますし、考えたことを提案・実践させてもらえる環境が整っていると感じることも多いです。個人的に勉強して身につけた知識を部署内に共有する取り組みなどもあり、自分に必要な技術や説明する力を磨く機会も設けられています。
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INTERVIEW 04私のこれからと目標
業務を通して専門性を高め、
新製品開発のスペシャリストを目指したい。当面の目標としては現在の開発業務や、素材についての知識をさらに極めていきたいです。また、よりよい製品を開発するためには、「ここを優先するとこの機能が落ちる」といった、ろ過材料の性能同士のトレードオフの関係性を打破するための、技術的な知見を常に情報収集し蓄積していくことが求められます。今後、技術の向上や素材の探索によって課題の達成を成し遂げ、今はまだ困難とされている製品の開発を実現したいと考えています。